




About The Plinius
確かな選定力とアートで紡ぐ新たな価値
Plinius(プリニウス)は、古代ローマの博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスの名に由来します。
彼が西暦77年に著した『博物誌』は、地理や歴史、動植物、芸術や建築、宝飾品に至るまで─この世の森羅万象を記録しようと試みた37巻にも及ぶ大著であり、最初期の百科事典として人類史に深い影響を与えました。
果てしない知的探究心と、世界を面白がる眼差し。
その象徴とも言えるこの名を、私たちは新たなボトラーズブランドに冠しました。
例えばウイスキーなら、同じ大麦から生まれるスピリッツであっても、熟成年数や樽、環境の違いによって想像を超える表情を見せる─その多様さこそが、私たちを魅了し続けています。
ウイスキーにとどまらず、世界中の多種多様な酒類を厳選し、その個性をアートで可視化することで、飲む前から、そして、飲んでいるときにも、新たな発見と心を満たす体験を届けたい。それがThe Pliniusの目指す姿です。

Label & Art
ラベルが物語り、味わいと響き合う
The Pliniusのラベルは、単なる装飾ではなく酒の本質そのものを映し出すアートです。
テイスティングの過程で得られる香りや味わい─果実、花、スモーク、スパイスなどの印象を色や筆の動き、モチーフとしてラベルに描き込んでいます。
一つひとつのラベルは、そのボトルが持つ個性を可視化し、
「ラベルを見ることが、ペアリング体験になる」
─それがThe Pliniusの掲げる表現です。
そして、この体験は一口目だけに留まりません。
飲み進めながらグラスを傾けるたび、ラベルに描かれた色彩や形が再び目に入り、変化する香りや余韻と響き合い、味わいの奥行きをさらに深めていきます。
ボトルを手に取った瞬間から、飲み終えるその時まで。
視覚と味覚が交わり続ける新しい体験を提供します。
The Selection
妥協なき選定眼が導く、唯一無二の一杯
The Pliniusの本質は選定にあります。
その役割を担うのは、ウイスキーを中心に世界中の多種多彩な酒を見極めて続けている当社代表の静谷和典。
彼は、希少性や年数だけにとらわれず、香りや味わいの奥行き、樽の個性、熟成の妙、そしてその酒に宿る物語までも読み解きます。
静谷が重視するのは、The Pliniusという名にふさわしいかどうかという一点です。
ブランドの哲学と響き合うか、ラベルアートと調和するか、飲む人の感性を揺さぶる一本になり得るか。それを確かめるため、彼はテイスティングに真摯に向き合います。
この選定のプロセスには、責任と覚悟が伴います。
一度ラベルを貼り、The Pliniusの名を冠する以上、その酒はブランドの顔となり、飲む人の信頼を背負うことになるからです。だからこそ、妥協を許さず、誠実さを貫くことを選びます。
選ばれた一本は、視覚・香り・味わいが交わる唯一無二の体験として、グラスの中に息づきます。The Pliniusが届けたいのは、そのかけがえのない瞬間です。
